なおみ庵

よしこお姉ちゃんへ

「長生きだけが良い人生とは言えない」とわかっているものの、
やはり55歳で逝ってしまうのは、あまりに早過ぎる。

月曜日の朝方、私の従兄のお嫁さんにあたるよしこさんが亡くなりました。

30年近くずっと身近にいてくれた人で、たくさんの思い出があります。
そのどれもがよしこさんの温かい人柄に満ちたものばかり。

優しくて、細かいところによく気がつく人とずっと思ってきたけれど、
昨年夏からの闘病生活を間近で見ていたら、それだけじゃない、
病気のつらさや苦しさを絶対人には見せない芯の強い人だったと改めて感心しました。

人にはよく尽くし、自分のことより周りの人のことを考える人でした。

私がまずいことしちゃったかな?とか思ってると、すかさず
「なおみちゃん、ええねんで、ええねんで、そのくらいのこと」って
よく言ってもらった記憶がある。
自分が何をしたのかは、よく覚えてないんだけど。

でも、間違ったことは「それはダメよね」と声に出して言うフェアな人だった。


日曜日、容態がよくないと聞いて、私の家族3人で病院に行き、
母もあとから駆けつけて、一緒に夜までいたんだけれど、一旦家に帰ることにした。

そのときは、まだもう少し大丈夫のような気がして帰ったのだけれど、
3時半ごろに連絡をもらって、母を車で迎えに行ってから病院に向かった。

連絡をもらったとき、よしこさんはずっと母のことを慕ってくれていたので、
「きっと母のことを待っていてくれる。間に合わないわけがない」と確信したので、
はちゃめちゃに慌てず、落ち着いて運転したように思う。

すると、本当に母と私が病室に着いて、数分後に息を引きとりました。


その日の月曜日、本来なら私は仕事に行く予定にしていました。
ホワイトデーの繁忙期・・・のはずなんだけど、先週よりなぜか予想外に
ちょっと暇になったので、月曜、火曜と休ませてもらった。

私の仕事の忙しさに波があるのをお姉ちゃんはよく知っていたし、
忙しいときには休みたくないって思っている私のこともよく理解してくれていた。

私にとっては、奇跡的に仕事が暇になっていて、休みやすい状況で、
そして、月曜日、私が出勤したあとじゃなくて、朝にお別れさせてくれた・・・・。

最期まで「人のことを考えて」くれたような気がしてなりません。

お通夜、葬儀と、あんなにたくさんの人が泣いて、悲しんでいる場に
かつて私は居合わせたことがありません。
真心を持って人と付き合う人だったので、その真心をわかる人たちが
たくさん来てくださったのだろうと思います。

ご遺族の許可を得ることもなく、勝手に私の思いだけ綴らせてもらいました。
ネットの片隅でつぶやいているようなブログで、たくさんの方の目に触れることは
ないと思うので、お許しください。

私が日記を始めて以来、ずっとよしこさんも「楽しみに読んでるよ」と
言ってくれてました。
もう読んでくれることはないだろうけど、私の思いは届くような気がしています。
今も「なおみちゃん、ええねんよ~」って声が聞こえます。

たくさんのことを教えてもらいました。
お姉ちゃん、今まで本当にありがとう。


Comment

Post Comments

(設定しておくと後でPC版から編集できます)
非公開コメント