長く生きるということは、
許容量が増えることだろうと思ってました。
以前にも書きましたが
若い頃は「許せない」ことが多くて
「こうでないとだめだ」と断定し、
窮屈に物事をとらえがちだったように
思うのです。
今は多少のことは
「私もこういうこと言ってたな」とか
「前はそう思ってたな」と思えるので、
許せることが増えたなーと。
しかし、最近、キレる高齢者というのが
問題になっているではありませんか。
街中に出れば、音の洪水だし、
世の中は思いもよらないスピードで変化するし、
きっと体調だってそういいことはないだろうから
イライラする環境は確かにあるな~とは思うけど。
私も多くの人と同じようにそうなるんだろうか
なんて思って省みると
画面に嫌いなタレントとかが出てきたら
さっとチャンネル変えてたりするのよ(笑)
CMもうるさく感じて、
チャンネル変えるのよ(笑)
これがキレる高齢者の芽ではないのかと
思い始めました。とほほ。
画面で見たくない人の中に
清原も入ってたので、
「寂しい虚勢の人だったんだなー」と思うだけで、
逮捕はどうでもいいのですが、
桑田が出てきて
きれいごとのように
ぺらぺらしゃべっている様子に、
どうもイヤ~な感じがしていました。
すると、作家の吉川潮さんが
「事が起きてからいろいろ言ったって意味はない。
清原から関わらないでくれと
言われたとしても
恩師や他の友人などの力も借りて
なんとかするのが本当の友達ってもんでしょう。
放っておいてくれ、そうか、わかったと
手を引いたんじゃ何もやってないのと同じ。
要するにふたりは
友達でもなんでもなかったというのが
図らずもこれでよくわかった。
桑田が『みんなで彼を支えることが必要』と
清原の更生に力を貸すようなことを
言ってたが、そういうものは
報道陣の前で公言するものではなく
陰から見守り、人知れず手を貸すもの。
桑田の言葉からは、
自分を良い人に見せようとする思惑が
透けて見えて残念だった」
と書いていて、
あ~~その通り!と
私の言葉に表せない違和感をすっきり
解決してくれました。
プロのライターには及ばずとも
歳を重ねたなら、このくらいの言葉と
表現力を身につけたいなあと思いました。
そうなれば、キレることも
なくなるのでは。。。と
ほのかな期待を寄せています。
最終更新日 : 2016-02-11