なおみ庵

お江戸観光・深川

今回の私のメインイベントは、この「深川江戸資料館」訪問です。



入ったらすぐに2階に上がるようになっていて、
ふと下を見たら、江戸末期の隅田川沿い、
深川佐賀町を再現した街並みが再現されています。

昔見たことのある、テレビ局のドラマのセットのようですが
ここは資料館なだけあって、江戸時代の工法で忠実に再現してあります。
竹を組んで、藁を混ぜた土壁を塗り、柱や木材の継ぎ方も当時のまま、
工具がなければ、それも作ったそうです。

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それから下に降りたら干鰯問屋、油屋の大店。

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庶民は、行燈の灯りに魚油しか買えなかったから、
かなりにおいがきつかったと、時代小説にはよく書かれています。

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へっついや、桶なども、よく使い込んだようになっています。
大きな米俵が置かれているのは、搗米屋さんの帳場。
実際にお米を搗く道具も体験させてもらいました。
ここは、部屋の中に入ってもいいし、写真もOKなのですが、
当時を忠実に再現しているので、とても暗いのです。

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これは天秤棒に下げて、端切れを売り歩いていたものの布なんですが、
木枠のような柄になってます。
吉原で流行ったらしく、「あなたにがんじがらめ」の洒落だとか。
こういうのが、江戸っ子の粋なところですね~。

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館内は20分おきに、朝から昼、夜へと照明を変えています。
朝方には鶏が鳴くし、雪が降ったり、半鐘が鳴り響いて火事も起きました。
上の写真は三日月の夜で、あたりが青くなってます。
屋台のように見えますが、間に天秤棒があり、
担いで移動できる蕎麦屋さんのようでした。
お出汁やお椀が入ってて、かなりの重さになると思うのですが、
私ならすぐにひっくり返しちゃうわ。

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長屋の人々にも人物設定がしてあります。
こちらは、旦那さんを亡くして、三味線や手習いを教えている
おしづさんの家。
長屋は借家ですが、玄関の腰高障子と畳は個人の持ち物らしく、
おしづさんの部屋には畳が敷いてあるし、
家財道具もそろっているのでわりと裕福だった様子。

棒手振りの政助の部屋には畳がなく、むしろが敷いてあるだけという設定や
火の見櫓や猪牙船の大きなものから、生活道具の細かいものまで、
本当によくできていました。

そして、余裕がある家でもない家でも必ずあるのが、神棚。

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かまどのそばにも神様を奉っているし、長屋にはたいてい
お稲荷さんがあったそうです。
信心深いというより、柏手を打つことが生活の一部になっていた、
ということのようです。

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お稲荷さんの奥にあるのが、井戸ですが、深川は埋め立て地なので、
塩水が汲み上げられるらしく、ここでは洗い物にしか使えなかったそうです。
飲み水は棒手振りから買うしかなくて、腰の高さくらいある水瓶いっぱいが
今のお金でいうと1600円くらいしたそうです。
夏場だと2日くらいで傷むので、必要な水だけど、かなりの出費・・・ですよね。

・・・とか、こういういろんな解説は、ボランティアの方から聞くことが
できました。
宮部みゆきさんは江東区の出身なので、深川を書くことが多く、
「ぼんくら」の鉄瓶長屋もこの近辺を想定しているらしいですよ、と
教えてもらったりしました。

いやもう、私、楽しくて、楽しくて、分厚いファイルを抱えた
ボランティアさんの話、まだまだずっと聞いていたかったです。
知らないこともたくさん教えてもらったし。

入館料400円の資料館に、気が付いたら2時間滞在してました(爆)

ここねぇ、季節によって、展示の中の設定を変えたりするらしいんですよ。
近かったら季節ごとに来たいなあ。


それから、根津、谷中と下町を巡りました。

六本木に行くのに、初めて地下鉄大江戸線に乗ったのですが、
地下7階ですって!
改札から電車に乗るまで、どれだけ降りるねん!ってくらいでした。
姉が横浜にできる地下鉄も地下5階らしいと言ってました。
ほんと、東京一極集中を思い知らされた感があります。
オリンピックもあるし、仕方ないのかしら。
どこもたくさんの人だものね~。
もうちょっと各地に散らばってもいいのにねぇ。

夜は、東京ミッドタウンでイルミネーションを見て、食事をし
現代に戻ってくることができました。

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人が多いことを差し引いても、この東京駅は好きなんです(笑)

横浜と合わせて、充実の3日間でした。
ヒロシは今回、すべて私の都合、行きたいところに合わせて
予定を組み、行動してくれました。
コーディネーター、ガイド、カメラマンつきの快適な旅でした、感謝です。

Comment

こんにちは
いろいろ回られたのですね~
たくさん回ると飽和状態になりますが
資料館を思う存分楽しみ倒したようで
本当によかったです。
念願のお姉さまにも会えたようですし
優しいご主人さまも一緒で
素敵なご旅行になりましたね!
なによりこの3日間お天気がよかったですよね
同じ空の下にいるんだな、天気が良くてよかったなと
時々思っておりましたよ。

ホテルは庭のホテルだったのですね。
今から思えばなんですが
夜、ホテルに遊びに行けばよかったかも・・・
夜の方が出やすいし(^_^;)
でも、次に期待してますね♪

にしても、東京のことはよそから来る方のほうが
あれこれとよっぽどご存知だわ(笑)
東京駅に行ったことも、大江戸線も乗ったことがないですー
(怖くて乗れない&迂回すればどこでもいける)
しかも、この資料館は行きましたけど
照明が朝昼晩と変わったっけ?みたいな(忘却の天才・笑)
そのときはガイドさんもいなかったから
なおみさんのような楽しみ方は出来なかったなー
次いらしたときはなおみさん、是非私にガイドしてくださいね♪

2014.12.15(Mon) 09:46       ayame さん   #QHwcdr9.  URL       

ayameさんへ

そうです、私も時々、この空の下にayameさんいるんだなって
思っていました。
行きの新幹線、米原あたりはどこの雪国?って思うくらい
雪が降って積もっていたのですが、
東京に着いたら雲一つない快晴で、気持ちよかったです。

それにしても、夜にホテルでっていうこと、
私も思いつきませんでした。
残念。

私も大阪や神戸のこと、あまり知らないかも(笑)
長く住んでいるとそうなりますし、
東京は見どころが多いから(@´∀`@)
東京は求めたらなんでもありそうなだけに、
今回目的がはっきりしていたので、
その分楽しい旅になったような気がします。

資料館ね、興味がない時に、
たとえば学校の行事などで来たとしても
ふーーんって感じだったと思うのに、
自分が知りたいと思うことが
たくさん詰まっている場所となると、
こんなにおもしろく感じるんだなあって
これも小さな発見でした。
本を読んで広がる想像の世界のページ数が増えたような
お得な気分になりました(笑)

いつかayameさんに会えることを楽しみにしておりますぞ!


2014.12.15(Mon) 17:07       なおみ さん   #-  URL       

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