なおみ庵

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自転車10時間で20㎞!

アルコール依存症で荒れ狂った父も認知症となり、
今は要支援2の認定を受けて、ディサービスに週2日通う日々です。

これといった趣味もなく、特に何にも興味もなく、
ずっとテレビを見る集中力もなく、
散歩しかすることがないので、
大雨の日以外はすぐに出掛けようとします。

今までは、近くの公園などに自転車でぶらぶら出掛けていても
食事の時間にはきっちりと家に帰ってきていました。

それが先日、夕方6時前になっても戻って来ず。
今はその時刻はすっかり暗いですものね。
もう方向がわからなくなって、帰って来られなくなったと思った母が
警察に連絡し、私のところにも電話してきました。

私は一瞬、「まだ6時だからひょっこり帰ってくるのでは」と思いましたが、
そこは母の勘の方が勝っていて、父の行方がわからなくなりました。

仕事を終えたヒロシもあやも来て、近くの公園から
隣町まで探しましたが、見つからず。

結局、夜中1時半に警察から、大阪の大正区で
ケガをしてるところを保護されたという連絡を受けて、迎えに行きました。

その日、父は午後3時ごろに家を出てから、夜中1時ごろまで
家から20㎞を自転車で走り続け、
こけてケガしているところを通報してもらい、手当てをしてもらって
警察の廊下で座っていました。

いなくなってからは、これで父の人生も幕を閉じたか、とも思ったし、
本人が出掛けたくて行ったんだから仕方ないと思おうともしたし、
いやいや、これくらいでくたばるような人じゃないなとも思ったし、
ヒロシやあやに申し訳ない気持ちにもなったし、
私もまあ、いろいろと考えて心配したのですが、
ケガをしているというものの、無事に見つかったとなれば
こんなに迷惑かけて!と腹立たしい思いで迎えに行ったのです。

ところが、血だらけのズボンで、頭を包帯で巻かれている姿は
何とも弱々しい老人の姿で、悲しいやら、情けないやら。

本人はどこをどう走ってきたのかもわからないし、
飲まず食わず(警察でお水はもらってたけど)で衰弱してたから
声もかすれて出ない状態でした。

帰りの車中、母が、どれだけみんなに心配と迷惑掛けたかを
父に言い聞かせ続けるので、ヒロシが
「もういいやん、無事に戻って来れたんだから」と言うと、
父も「悪かったなあ」とは言ったものの、「帰って一杯やりたいな」と
のたまったのには、私は隣に座ってたら殴ってるところだったよ。


自分の人生を豊かに生きようと努力する術を知らなかった父を
うらめしく思うこともあるけど、
それを許してきた母にいら立つこともあるけど、
でも、誰も認知症になりたくてなってるわけじゃないですよね。

そして、何よりこの年代の人たちは、総じて
「子どもに迷惑を掛けたくない」という一心で生きています。
両親に限らず、そういう気持ちで、今までも一生懸命生きて、
戦後復興を支えた人たちの最期が、あまりみじめなものに
なってほしくない、とは心から願うところです。

母が「死ぬのも大仕事」とよく言っていますが、
人生を最期まで全うするというのは、本当に「大仕事」だと思うし、
見送るのも大仕事だと思い知らされた出来事でした。


認知症の影が足元から忍び寄ってきてる気がする私は、
(買ったはずのチゲスープがない!と探し回ってたら
協同購入に注文していただけで、現物はまだ届いていないという
現実に驚き、おののいた)
これからいったいどういう心持ちで暮らせばいいのだろう、と
暗くなりがちな気持ちを奮い立たせているところです。


Comment

あららら、お疲れさまです
徘徊するようになったら大変ですよね
それでも要支援2なのですか?
うちは去年から要介護1に上がってしまったのですが
介護サービスを使わないので意味無いです
その分お譲りしたいわ・・・
にしてもデイサービス
男性は嫌がる人が多いみたいですが
なおみさんのお父様は週に二回も行かれてて羨ましいなぁ~
どうやって説得されたんだろう・・・
うちも行ってほしいんだけど嫌がるの

子供はよくみていて
親を看取ったように自分も看取られるというから
優しくしたいのはやまやまですが
今まで生きてきた結果が現れたりもしますね
私はぽっくり逝きたいなぁ・・・

2014.10.23(Thu) 13:58       ayame さん   #QHwcdr9.  URL       

ayameさんへ

今回の徘徊騒動があって、介護認定を上げてもらって、
ディサービスをもっとたくさん受けられるように
手続きをしているところなんです。
ayameさんのお父様はしっかりされてて、
意思の疎通ができるのがいいなと思います。
父は最近のことはほとんど忘れてしまってて、
会話にならないことがほとんどなので、
介護している方は、積み重ねるものがなくて
消耗していくような感覚に陥るのが悲しいところです。

ディサービス、父も喜んで行ってるわけではなさそうですが、
何とか機嫌をとって行くようにしているみたいです。
最初のきっかけが難しいですよね。
その点は、ボケている方が説得しやすいかも。
母は、「私のために行ってちょうだい」と正直に頼んでました(笑)

確かに、男性はそういう場所や団体に出掛けるのには
消極的ですよね。
女性みたいに、ただおしゃべりってできないから、
何か役割を与えると、居場所ができて参加できるらしいですが、
父は非社交的なので、行ってもひとりで植木の世話とか
してるらしいです。

私もぽっくり逝くのが一番の望みです。
ayameさん、逝くとき、誘ってね(爆)



2014.10.23(Thu) 18:32       なおみ さん   #-  URL       

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