なおみ庵

「カラスの教科書」

「カラスの教科書」を読み終わりました。

結果、鳥好きの私が「う~~ん、カラスもかわいいんだわ♪」って
なったかというと、そうでもなかったのですが(笑)

でも、かわいい、とまではいかなくても、多少なりともカラスを
理解できたのは、よかったと思います。
自分の周りに、嫌い!っていう人やものが、少しでも減った方が
精神上いいもんね。

ツバメの雛を襲ったカラスも、自然の中では、
カラス自身の雛が育つのも難しいことだし、
人を襲う(?)のも、巣が近くにあって、子育ての時期だけ
ということも確認できました。

カラスが増えて、苦情が増えた東京都が例年、
カラスの駆除(巣、雛の撤去、捕殺)を行っているのを読むと、
やはり、カラスとはいえ、かわいそうになりました。
人間の出すゴミに集まってきたがために、
こんな運命になるなんてなあ。。。

著者の松原始さんは、学者さんでありながら
わかりやすく、ユーモアたっぷり、
どことなくのんびりとした、おおらかな感じの文章で、
とても親しみが持てました。

カラスが、誤解も含めて人から嫌われている状況を
ほんの少しでも改善できたら・・という感じ、
声を大にして必死で叫んでいないところがよかったなあ。

以前、職場に来ていた若い派遣の女の子が
「朝早い時間の神戸の繁華街で、前を歩くサラリーマン風の男性の頭を
カラスが襲って、その瞬間、カツラが取れたのを見たんです!
これ、ネタとちゃいますよ、ほんまですって!ほんと!
カツラ飛んで行ったから、あの人、あれから会社行けたんかなあ」と
話したのを、私は笑いながらも半分本気にはしてなかったのですが。

でも、この本を読んで、あれは実話だったんだ、とわかりました。
巣が近くにあって、雛を守ろうとする親カラスは、
後ろから、人間の一番高いところの頭を狙って
飛び越えざまに足を下ろして蹴るのが攻撃の方法なんですって。
その時に、指が髪の毛にからまったりするらしく、
頭を掴まれたとか、髪の毛を引っ張られたと言われるらしいです。
そりゃあ、カツラも取れるよねぇ。

間違っても体重を乗せて、くちばしでつつきまわすなんてことは
しないそうです。
(なんかそんなイメージがあったのは、私が勝手に想像してたのでした)
下手に激突したり、万一相手に掴まれたりしたら
自分の身が危ないことを野生の生き物は何より知っているのですね。
カラスも自分よりずっと大きな人間を怖がっているのは
事実のようです。

さて今日は、図書館に本を返すついでに、カラスウォッチャーとなって、
出掛けてきま~す。

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