なおみ庵

ツバメ応援団

「オレ、ちょっと感動した・・・」

普段、ふざけた話しかしないヒロシが
朝の出来事を思い出して、めずらしく感慨深く言いました。

駐車場に向かいながらツバメの巣の近くに行ったら
ツバメの親がカラスを追いかけていたのを見たんだそうです。

「ツバメからしたらカラスなんて、何倍の大きさやと思う?」って。
私でもカラスを近くで見たら、大きいなあと思ってちょっと怖いもの。
雛が生まれてるから、親ツバメも必死なのですね。

すぐに電話してきて、「ツバメがピンチや!」というので、
ワタクシ、髪の毛もとかず、もちろん化粧などしてない状態で、
もしかしたらカラスと格闘するかもしれないと、傘だけ持って、
ツバメの巣に向かいました。

巣の近くにゴミ捨て場があるので、そこにカラスが
集まっているようなのですが、
私が見張っている間は、カラスも巣には寄ってこなくて、
ツバメも雛に餌を運び始めました。

カラスがツバメの天敵というのは、自然の摂理だから
仕方ないと思ってはいても、目の前の生まれたばかりの小さな命が
狙われているのをのんびり見過ごすことはできないので・・・・。

近所の友達にも連絡して、ツバメパトロールをお願いしました。
出掛ける時はツバメの巣の近くを通ってねって。

マンションの掃除の人とお話したら、やっぱり巣の向かい側から
親が離れたスキを狙っていることがあるそうです。
フンがたくさん落ちるようになるので、
「掃除が大変になりますね」ってねぎらったつもりだったのですが、
「いえいえ、それも楽しみです」って笑ってくれたので、嬉しかったです。

台風の影響か、薬剤散布の日が延期になったので、雛たちには
よかったですと言われて、ああ、そうか、って私が
思い至らなかったことまで教えてもらいました。

ツバメちゃん

夜、9時ごろに撮った写真です。
親が両側に、真ん中に3羽の雛が眠っているようです。


昨晩は、食事に出掛けたとき、すぐそばをツバメが低空で飛んで行ったので、
行き先を見に行ったら、店舗の駐車場に巣が二つあり、
生まれたばかりのような小さな雛が黄色い口を開けていました。
かわいかった~~~!

・・・ってツバメを追いかける生活をしていると、読んでいるエッセイにまで
ツバメが出てきました。


友人の家の玄関ポーチに毎年ツバメが巣を作る。
たまにその巣の卵や雛を狙って、カラスがやってくる。
親であるツバメ夫婦はもちろん果敢に立ち向かうのだが、
不思議なことに、必ず援軍の四羽のツバメが現れ、
六羽で立ち向かうのだそうだ。
それが不思議で、どこから出てくるのか、いつもは二羽なのに。
本当にすぐ、どこかでスタンバイしてるとしか思えないほど。

と友人の話を紹介し、著者は、あの援軍のツバメたちは
もしかしたら昨年、一昨年巣立った雛たちだろうか、
誰かのSOSが聞こえたらすぐに駆けつけるのだろうか、と
書いていました。
(梨木果歩・「不思議な羅針盤」より)

どこのツバメたちも頑張ってる~!
私もSOS送ってくれたら駆けつけるんだけどな。
もう少しの期間だけど、ツバメ応援団を続けたいと思います。


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