なおみ庵

「しあわせの隠れ場所」

今さらだけど、映画「マディソン郡の橋」は良かったなあ。
公開当時、評価が分かれて、かなり話題になってたけど、
この前初めて見た。

ヒロシも私も満足した、記憶に残る映画の1本になった。
見た後、こういう人生もあるんだなあとため息というか
切ない気持ちになっちゃった。
これが若い人の話ならどうってことないけど、
人生の残りの時間が短い人達の話だからこそ
胸に迫るものがあった。

確か、あのころ母は映画館に見に行ってたはずだなあと思って
「マディソン郡の橋、前に見に行ったよね?どうだった?」と
きいてみたら
「ああ、あの怖いヤツ・・・」

明らかに間違ってます。思い出せないらしい。


そして、引き続きAランク入りしたのが、
「しあわせの隠れ場所」

サンドラ・ブロックがあまり好きじゃないので、
期待せず、どんな話かも知らずに見始めたのだけど・・・。
これがとても良かった!

両親に育ててもらえず、家もない黒人少年を
裕福な家庭の妻であり、母親でもある
サンドラ・ブロックが引き取り、
アメリカン・フットボールのスター選手に育てる話だけど
最後の方になって、ヒロシが「これ、実話らしいねんな」
って言うのよ~。

豪華な邸宅に住んで、家庭にも仕事にも恵まれている人が
見ず知らずの黒人少年を家に泊めることから、
後見人になるなんて、まだまだ人種の問題も根深いであろう
アメリカで、ありえなーい!と思ってたところに
実話だなんて、驚いた~~!


ヒロシが20歳代の頃、ほんの少しの間、ニューヨーク近郊に
遊びに行ってたときがあって、
そのとき、いちばん目からうろこが落ちたのが、
ホームレスのような物乞いをする人達に、
通りがかりの人が自然に小銭を入れていく光景だったらしい。

確かにそういう場面は、アメリカ映画やドラマによくあるんだな。

不思議に思ったヒロシが周りの人に尋ねたら
当時からアメリカの人達は、キリスト教の教えなのか、
「自分たちはたまたま恵まれているだけで、
ほんの少し、恵まれない人達に分けてあげるのは
当然の行い」っていう考えだったらしい。

その人達に「お金を渡す」という行為も、なんとなく
自分が上に立っているように感じて心地悪くなったり、
なんだかんだといろいろ考えてしまいそうなのだけど、
それが当たり前と考えているから自然にできるのでしょうね。
富裕層の人達ばかりがそうするのではなく、
ごく普通のビジネスマン達が小銭を入れてるらしい。

私たちは若いとき、日本にもいた物乞いをする人達に、
なんとなく怖くて近づけなかったし、
あえて関わろうとはしなかった。

ヒロシは当時、ニューヨークの街中で缶ジュースを飲んでいたら、
その空き缶ほしさに横で待たれたこともあったと言ってたけど、
そのくらい生活に困っている人が多いってことだよね。

今朝の新聞記事によると、世界人口が今月末には70億人に
達するが、そのうち4人に1人は1日100円以下で暮らしており、
安全な水を飲めるのは、先進国を中心に12%に過ぎないらしい。

これから先の生活には、私も不安をあげたらきりがない。
家のローンは払えるのか、あやの学費、
仕事だってどうなるか。
私たちの年代は、年金なんてもらえるのか。

でも、これから先なんて言ってるより、
明日、生きられるかどうか、っていう人達が
たくさんいるんだよね。

自分が恵まれていることに、しっかり目を向けること
忘れないようにしよう。


そして、映画の中のサンドラ・ブロックほどの働きは
できなくても、私にちょっとでもできること、考えないとな。。。。

Comment

Post Comments

(設定しておくと後でPC版から編集できます)
非公開コメント