なおみ庵

カンボジアの記事から

今朝、カンボジアの政府がエイズの感染者を隔離して住まわせている
という記事を読んだ。

ホームレスを退去させ、エイズ感染者だけ集めて
長屋に住まわせているらしいが、屋内は40度、食べ物は腐り、
排水設備もなく、汚水がたまる一方の劣悪な環境らしい。
かといって、治療といっても週に一度医師資格ももたない人が
薬を配るだけらしい。

本当はこんなところに居たくない、でも、ここしか
自分の居場所はない、という閉塞感、私にはすごくよくわかる。
将来のことを思い描けば描くほど悲しくなるという状況はつらい。

私はその頃、子どもだったけれども、幸いにも健康だったので、
時には妥協し、あきらめられるところはあきらめて、
先のわずかな光を求めて生きてこられた。

今思えば、その経験が、少々のことは乗り越えられるという自信に
繋がってると思し、生きる術を学んだと思う。

だけど、このカンボジアの人たちは、エイズ感染者だ。
先に希望が見い出しにくい状況で、まだ周囲から
「エイズ村」と差別を受ける環境・・・・。


どこかの(また忘れた)お坊さんが
「お金を失うことは、小さく失うこと、
信頼を失うことは、大きく失うこと、
やる気を失うことは、すべてを失うこと」と言われたそうで。

この長屋に住む人たちに、やる気、なんとか生きていこうという
気持ちは、わいてくるんだろうか?

ここに住む、ふたりの子どもを抱える29歳の女性が
「差別も不便な生活も我慢する。子どもが治療薬で
少しでも長生きできればそれでいい」と語っていた。

その子どもたちが、悲しげな表情で写真におさまっていたのが、
あまりにやるせない。

Comment

それはチャーチルかな?

こんにちは。
昔の日本のらい病(ハンセン病)みたいですね。
臭いものに蓋をしろ的発想。
伝染するから隔離したということよりも
(実際は低い伝染力しかなかったけれど)
国辱として扱われ、
外国に対して隠すことを第一とされた人たち。
ただ周りの人々にも恐怖があったから
それがよしとされてしまった。
全ての悪は偏見なのかな。
カンボジアの人たちも、
エイズに対する正しい知識がなく偏見も強く、
隔離政策にOKを出してるのかな。
いつまで経っても貧困から抜け出せないカンボジア、
どうにかならないのかな。

なおみさんも昔何かを背負っていらしたのでしょうか。
大きな経験をされた方は強いですね。
私は腰は重いしすぐヘタレるし、
人間まだまだ出来ていません・・・

2009.10.08(Thu) 14:13       ayame さん   #QHwcdr9.  URL       

ありがとうございます!

ayameさん、コメントありがとうございます!!
こういう重いことを書くと、コメントはしづらいだろうな・・・と思いつつ、
「書きたいと思ったときに書きたいことを書く」と決めてるので、
コメントをいただくと、とても嬉しいです。

昔のらい病の人たち、施設の中で、どんな思いで
過ごしたんでしょうね。
今のカンボジアと同じですね、胸がふさがれます。

私は偏見や差別というのは、無知から
くることが多いと思うのです。
せめて子どもたちには、広く世界を知る教育が
できたらいいのにと思いますが、
そうはいかないのが現実なんでしょうね。

私は中学生くらいまで、「私ほど特異な
家庭環境で育った人はいない!
誰も私のことなんて理解してくれない!」って
思い込んでいましたが、たくさんの人と出逢って、
たくさんの書物に出逢って、自分の愚かさをやっと知りました。

まだまだ未熟者のへなちょこです。

2009.10.08(Thu) 20:08       なおみ@庵主 さん   #-  URL       

忘れてたけど・・・

ayameさん!

チャーチルの語録にそういうのがあったのですね。
どこかのお坊さん・・・って、ほんま私の記憶力って適当すぎるな・・・。

2009.10.09(Fri) 11:38       なおみ@庵主 さん   #-  URL       

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